あまねマン

悪は存在しないのあまねマンのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.0
ドライブ・マイ・カーは、本当になんどもみた映画。半年に一回は見てる気がする。3時間の映画なのに、その長さを感じない演出、物語運び。なにより、アバンタイトルの秀逸さに度肝を抜かれた。
続く偶然と創造も大好きな作品。

そして、待ちに待った濱口監督の最新作。
前述の2作品とは、明らかに違うテンポ。これが、まだ自分の知らない濱口監督なのか!?そして、物語が動き出してからのコミカルさ。ところどころ笑いもでてたし、うどんのくだりはどっと劇場内で笑いが溢れた。

が、問題はここからで。
一気にクライマックスからの、いきなりの物語が終わる瞬間。
まだ、自分には咀嚼できない。
咀嚼できる言語もなにもないこの無力感。
主人公と鹿がかかってるのか。
それでも、Evil Does Not Exist.

今度はエンドクレジットにやられた映画であった。
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