Evil Does Not Exist。邪惡根本不存在。
タイトルですでに勝っていて、それだけでなんか悔しくて今まで見ていなかったのだが、濱口作品の中で1番好きだった。
メロドラマ的想像力(ピーター…
まず目につくのは、事象と音の発生の関係を逆転させたショットの繋ぎ。
映画の冒頭部、天を仰ぐカメラが花の目線を代弁し、木々の枝葉と空模様を長回しで捉え続ける。この長回しの終わり際、雪を踏む足音がずり上…
・この町に悪意だけの人間はいない。
広がる大地、森、水と動物たち。
・車の後部座席から、誰かの目線、
定点カメラなど撮り方が特徴的。
・対話と相談、事前準備の重要さ。
民間や行政、起業側の痛点…
ある山間の村でグランピング場建設をめぐって争いがおこる。濱口竜介監督最新作。
端的にいってめちゃくちゃ面白かった。全編を覆うホラー映画のような不穏な趣と、ダークな画面の質感が超かっこいい。このデザ…
75点(100点満点中)
本作は「自然と人間」「田舎と都会」「善と悪」といった二項対立を想起させる要素が多く盛り込まれているが、観終わってみるとその対立の境界が曖昧でわからなくなる感覚に陥る。タイ…
町の伝統と生活スタイルを変えたく無い人々と会社の上からの無茶な命令で来てる芸能事務所の男女の対立、どちらをとっても悪とは言えない
そんな中でのラストの急な展開
野生の鹿は手負いの状態でなければ人間に…
完全に鑑賞者に解釈を委ねているような作品だと思ったので、誠に勝手な自分なりの解釈をしてみることにする。作品側のインタビューやレビューなどはほとんど入れていない。一度きりの鑑賞。
(大変長いです。)
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