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悪は存在しないのswのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.0
何一つ会話がない長回しの風景でまずは根気よく耐える序盤、“なんでもない会話”の抜群の良さに酔いしれる中盤、そして、本物の現実の雰囲気をなんて上手く描写しているんだ!と感動し油断している観客に、急に叩きつけられる“映画”的展開。そうかこれは映画だったんだと頬をぶっ叩かれたような感覚だった。

前の晩寝不足で途中で寝ちゃった人、ラスト10分くらいの急な展開に訳が分からなくなっても、真剣に見てた人たちも同じ気持ちなので大丈夫です。
視聴者に考察を丸投げにしてくる映画はあまり好きではないが、この映画はよく作られているので総合的に満足が勝った。でも人の考察を見ないと納得できないのは映画としてどうなんだ?と考察系の映画を見たあといつも思う。絶対に終わって欲しくないところで終わらせるのが憎たらしい。でも嫌いじゃない
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