ゲルゲルゲ

ハピネスのゲルゲルゲのレビュー・感想・評価

ハピネス(2024年製作の映画)
3.7
余命1週間を告げられた高校生の由茉が発する言葉は,今を生きている喜びを謳歌するように,生き生きと明るく希望と喜びに満ちた言葉ばかりで、些細なことをも楽しんでいるよう。
いつもの日常の延長にあるちょっとした自身の喜びを、共有したい人の記憶に残したいんだろうなと、由茉の言動にいじらしさを感じられます。

それに対して雪夫は戸惑いながら、彼女との幸せな日々を一緒に作り上げていく。
覚悟しながらも娘の死を受け入れ難い由茉の母親と、由茉の母親に自分の心情を語り涙する雪夫。
登場人物が由茉を愛しているからこそ生まれる葛藤が観ていて辛いほど解ります。

ファンタジーながらちょっとこれはなー、という部分はありましたが、可愛らしい高校生カップルのラブストーリーが楽しめます。

一番は、橋本愛さんのロリータ衣装でした。

2024.5.18-10:50の回-鹿児島ミッテ10
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