兎人らびっと

DOGMAN ドッグマンの兎人らびっとのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
4.0
リュック・ベッソン最新作。
家族から、世間から、愛する人から疎外された、半身不随・車イスのダグラスを救ったのは女装と音楽と犬。

うん、辛かったね、ダグラス。

『DOGMAN』の由来はお見事だと言うしかない。

ガチの犬好きが本作を観たら
どういう感情になるのか分からないけれど
私は大好きな作品!

犬の演技は何回やり直したのか分からないレベルだろうが、
その結果、見事な「お芝居」をしていた。

作品として音楽の使い方が素晴らしく
疎外され続けた人生において、
「自分の足で見つけた」女装や
ステージという生き甲斐を大切に貫いた、
主人公の生き方にグッときた。

ダグラスがショットガンを手にしたところから
待ってましたの展開で、
思わず前のめりで観させてもらった。

半身不随の主人公が闘うには
丁度いいレベルの弱さのギャングなのはご愛嬌(笑)

そしてまさかの阪神タイガース映画!
(新井のユニフォームかな?)

半身と阪神がキーポイントな作品(?)

神と犬に捧げたラストシーンの美しさよ。
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