リュック・ベッソン最新作。
家族から、世間から、愛する人から疎外された、半身不随・車イスのダグラスを救ったのは女装と音楽と犬。
うん、辛かったね、ダグラス。
『DOGMAN』の由来はお見事だと言うしかない。
ガチの犬好きが本作を観たら
どういう感情になるのか分からないけれど
私は大好きな作品!
犬の演技は何回やり直したのか分からないレベルだろうが、
その結果、見事な「お芝居」をしていた。
作品として音楽の使い方が素晴らしく
疎外され続けた人生において、
「自分の足で見つけた」女装や
ステージという生き甲斐を大切に貫いた、
主人公の生き方にグッときた。
ダグラスがショットガンを手にしたところから
待ってましたの展開で、
思わず前のめりで観させてもらった。
半身不随の主人公が闘うには
丁度いいレベルの弱さのギャングなのはご愛嬌(笑)
そしてまさかの阪神タイガース映画!
(新井のユニフォームかな?)
半身と阪神がキーポイントな作品(?)
神と犬に捧げたラストシーンの美しさよ。