シュンギク

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスターのシュンギクのレビュー・感想・評価

2.0
設定の当時としての目新しさで惹きつけられたTVシリーズや劇場第1作に対して、今作は個人的にノレず。

目新しさのなくなったSF設定、既に何度も見たストーリー展開、言動が支離滅裂なキャラクターたち、シーン単位で訪れるツッコミどころ、唐突であまりにも飛躍した観客へのメッセージ。尺も長すぎる。

ヤマト廃艦→クーデター→成功(実は長官の仕込み通り)という流れは、キャラクターたちの思考があまりにも飛んでいて理解に苦しむし、古代は結婚式を控えていたのにその葛藤はナシ。クライマックスのアレがそれに相当するとは言えない。

ドラマが展開するときには敵の攻撃が止む、あるいは外れるというご都合主義も何回やればいいのか。キャラクターの死でしかドラマが作れないのか。

メッセージを直接語らせるのも、急にキャラクターが作り手に変わってしまったようで辟易。面白くない。