浅野公喜

復讐の不死者の浅野公喜のレビュー・感想・評価

復讐の不死者(1956年製作の映画)
3.1
死刑になった男が実験で怪力の不死身の男となり裏切った者達へ復讐する「オペラ座の怪人」等で知られるサイレント時代の怪奇映画のスター、ロン・チェイニーを父に持つロン・チェイニー・Jr主演作品。配信はレトロでチープなB級C級映画ばかり取り上げるジェミニエンターテイメント。

50年代の作品なので1時間弱の上映時間でもテンポが遅め、男の風貌は死刑執行前と変わらないのでゾンビやクリーチャーっぽさは無く、見せ場となりそうな怪力も復讐劇も低予算故か直接的描写は避けているのが残念な点ですがビルから豪快に人間を投げ落とす所や終盤の地下水道では警察が火炎放射器を使い男を焼いたりとエンディング含めアクションはそれなりに頑張っている印象も。

「アメリカン・グラフィティ」みたいな車で囲むドライブインが登場したりと50年代の雰囲気重視で観るのが妥当な作品かもしれません。
浅野公喜

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