リク

Saltburnのリクのネタバレレビュー・内容・結末

Saltburn(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

iPadで視聴し始めたが、アバンタイトルがあまりにも良かったのですぐにプロジェクター大画面で視聴

初めは学園ものだと思っていた
あの始まり方は恋愛ものだと思うじゃん
行きすぎた恋愛でバリーコーガンの狂気を描くのかなとか考えてたよ

迷路の中、ミノタウロスの下に角をつけたオリヴァーと翼を持ったフィリックス。テセウスと迷宮の怪物…?

他にもきっとメタファーはいっぱいある気がする

鏡面のような食卓にバリーコーガンの顔が写りカメラがひっくり返っているカットが印象的

寮の窓から外を眺めるオリヴァー
羨望の眼差しの先は全てを持ったフィリックス
オリヴァーの横顔はガラスでいくつもに分裂(重ねた嘘、見せかけのアイデンティティ)

上流階級の悪口が的確で威力高、オリヴァーには効果抜群

ファーリーが屋敷に戻ってきたところで、オリヴァーが乗っ取り失敗して終わるのか…頼む!うまく行ってくれ!って気づいたら応援してたので最後スカッとした

ダンカンの無口なキャラ好き

バリーコーガンの気だるげな立ち姿とても良い
夜に庭の階段降りているシーンの体の動かし方がとても良い
顔が良い
不思議なオーラを持ったバリーコーガンの役をもし日本人でやるなら岡山天音にやって欲しい

とにかく面白すぎ
2023年公開映画で圧倒的1番




エメラルドフェネル、前作から続いて相変わらず構成がとてもしっかりしてる

フィリックスの口からソルトバーンの名前が出て第1ターニングポイント、ここから風向きが変わり第一幕が終わる。

ファーリーが追い出されたところがミッドポイント、オリヴァーの策略が動き出す

不穏な感じが漂い、オリヴァーの狡猾なシーンが続く。
もしやと思っていたが案の定。

オリヴァーの家に行ったところで第二ターニングポイント
全てを知ったフィリックスと観客
第二幕が終わる。

パーティーが始まり、物語は最高潮へ

ファイナルイメージは拾い上げた石と吐息
グロい
リク

リク