ありす

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のありすのレビュー・感想・評価

2.8
大好きな漫画のアニメ映画化ということでかなりの期待をしていました。原作ファンとして、ハードルが上がり切った中での鑑賞だったので、それを踏まえてのレビューになります。
加えて、これはあくまで映画デデデデのレビューであり、原作に対してのスコアでは無いです。(漫画デデデデは文句なしの5.0です)

・良かった点

冒頭のタイトルが出るまでのワクワクと母艦の初登場は心の中で拍手をするほど良かった。
母艦の不気味さは音響も相まってとてつもなく迫力があって良かった。
ひらがなのような効果音の演出がどうなるか気になっていたが、期待を超えた表現でかっこよかった。
おんたんというかなり難しい役を演じ切ったという点。(幼少期おんたんはとんでもなくハマってた)

・悪かった点

どうしても120分という限られた時間の中に頑張って詰め込んだという感じがあった。
内容を網羅するためなのかもしれないが、原作を知らない人からするとかなり何がしたいか分からない作品に見えてしまうかもしれない。
漫画だと気にならなかったギャグが、場面転換の仕方のせいか全て滑っているような感じだった。
場面転換がほとんどフェードなので短い話を寄せ集めたみたいなテンポの悪さが気になった。
漫画の絵の方が可愛い。
パンツの殺のシーンが無かった。

・まとめ

ロボット好きは母艦を見に映画館に足を運んでも良いかも。
しかし、静止画である原作の方がはるかに躍動感やテンポの良さを感じられた。
独特の言い回しは、絵と文字として楽しんだ方がすんなり受け入れられる気がする。
デデデデにこれから触れようと思っている人には間違いなく、映画ではなく漫画から入ることをオススメしたい。
良くも悪くも期待値が大きすぎたため、このような感想になります。
ありす

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