このレビューはネタバレを含みます
「自分らしく生きる子どもたちに捧ぐ」
ワンダーウーマンになりたい。
手作りのコスチュームめちゃくちゃいいやん！と思ってたらお父さん帰ってきて、うまく脱げなくて、仕方ないから引きちぎった。どうして下着姿なのか聞かれて「硬くなった」と言う。心が引き裂かれるような気持ちになった。
どうして男の人は女装するの？「頭の病気」「治らない」「異常」という父。そんな父に、自分の気持ちを打ち明けた。
突然のことに受け止めきれない父は「もう寝ろ」と言い部屋から出ていった。お父さんどうするんだろ…と思ってたら、動揺しながらも、息子の気持ちに向き合おうとしているように見えたその時、息子が作ったワンダーウーマンのコスチュームをゴミ袋に入れた。理解してもらえなかったのかな…と思った。
そしてハロウィン当日。アイアンマンがお菓子をもらいに行く。そうか、結局アイアンマン着たんだな…と思ってたら！！
お父さんとお揃いの、ワンダーウーマンのコスチュームを着て、お菓子をもらいに行ってるじゃないか！！涙が出た。
あの友達は理解してくれないかもしれない。でもお父さんは、理解してくれた。だからきっと大丈夫だ。これから先の人生で、大切な友達にきっと出会えるよ。彼が自分らしく生きていけるといいなぁ。
