悪霊302号室

SUNRISE TO SUNSETの悪霊302号室のレビュー・感想・評価

SUNRISE TO SUNSET(2023年製作の映画)
4.5
バンドについて、しっかり聴きこむようになったのはKが亡くなってしばらく経ってからで、あまりメンバーの事とかバンドの歴史とか知らなかったので、本作はバンドのストーリーとして終始純粋に楽しむ事が出来ました。
アルバムごとのコンセプトであるとか背景もたくさん語られているので、惜しい人を亡くしたという事も勿論なんですが、彼が、彼らが遺した物をより深く感じ取る事の出来る素晴らしい構成の映画になっていたと思います。

劇中のインタビューでパブロが「(ブレアフェスに向けて)Kが亡くなってからのファンにもなにかしたい気持ちはあった」というような事を仰っていたと思うのですが、
そういう意味では私にとって今回の映画は本当にありがたくて、ブレアフェスのパフォーマンスがあまりに圧倒的で、それを映画館で体感する事で、一度も行ったことのなかったPay money To my Painのライブに行ったかのような感覚になる事が出来ました。本当に観に行けて良かったです。ありがとうございました。
悪霊302号室

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