よー

アメリカン・フィクションのよーのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.7
2024年66本目
皮肉や風刺がしっかりとしていて面白くはあるのだが、個人的にはちょっとうーんと思ってしまった作品。
「ステレオタイプ」に対する痛烈なアイロニーに溢れた作品なのは理解できるが、その中ではあまりにも白人を愚かに描いているような気がした。(そこまでもが意図的な気もしなくはないが)
ストーリーも面白く、全体的な満足度も高い作品だがそこに乗り切れなかったが、そこを除いたらかなりの良作。(多分ここに乗り切れていないのは自分の理解度が低いところが大きい)
最後のオチは風刺が効いていて最高
ジェフリー・ライトの演技がバチバチに決まっている。
演技の使い分けも良かった。
売れるために大衆に迎合する作品を出した人間の苦悩や、そこからの人間模様がユーモアたっぷりにアイロニックに描かれていたのはとても良かった。
ちょっと自分には難解なところもあったが、もっと知識をつけて見直したいと思う。
よー

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