面白かった、好きだった点
今までの黒人を扱ったエンタメ作品への強烈な皮肉が面白かった。
コメディがベースにあるので、掛け合いや皮肉も笑える。だが、その中にしっかりとメッセージ性があり芯がある。
白人が分かった気になって賞賛を送る様子は黒人からみると偽善でしかなく、自分達の中で勝手に良いように解釈しているだけだと感じた。
黒人をテーマにする事で背景が見えやすく（実際には見えてない）、振り幅を作りやすいのは分かるが、それが独りよがりの打算的な考えであるということを学んだ。
小説の中の人物が目の前で話す演出も良かった。
