ミシナ

勝手にしやがれのミシナのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
4.0
ショートカットが鮮烈にかわいい…

葉巻をスパスパ吸いながらの噛み合ってない会話、パリの街並み、白黒だからこそ映える…途中の空港のシーンで男と女についてのくだりが長々とありましたが、ラストを表していたのでしょうか?
どうしても割り切れない男と自分に忠実な女、最後のセリフも恨み言ではなく自分に言い聞かせるような「最低」、慈しむかのような目線。自分の手で目を閉じる時にも最後指先が唇に触れ、彼がよくしていた仕草を思い出します。
それに対して女は最後まで応えず、彼のような仕草で唇を撫ぜる。結局、彼女は彼を愛していても愛していたくなかったのでしょうかね…難しい。
男と女は永遠のテーマですね。
ミシナ

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