とり

ハッブル宇宙望遠鏡のとりのレビュー・感想・評価

ハッブル宇宙望遠鏡(2020年製作の映画)
4.0
アマプラでたまたま見つけたので見てみました。
ハッブル宇宙望遠鏡HSTって何だ?とか名前は聞いたことあるなという方向けのライト寄りのダイジェストな作りでした。
ざっくり知るのにちょうどいいと思います。

私はHSTの熱烈ファンなので特に目新しいものはありませんでした。
それでも久しぶりに映像で見たスペースシャトルには感激しました。あの形状あの打ち上げスタイル、やはり夢があります。そして悲しい思いも。

HSTはぽってりした丸みのある形が可愛い。いかにも望遠鏡です!という見た目もいい。
国際宇宙ステーションISSのスタイリッシュな機能美あふれる姿のほうが好きですが、思い入れがあるのは圧倒的にHST。
運用が始まってみるとハッブルさんはド近眼だったことが判明し、世界中が待ちわびた映像がお預けになりました。
メガネをかけて鮮明な映像を捉えるようになっても我々一般人が見られるまではコンピュータ処理されるタイムラグがあり更に待ちました。
待った甲斐があった!あのわし星雲の映像を初めて見た時の衝撃!本作でもみなさん大興奮してましたが、よーくわかります。気持ちは皆同じ。感動と恐怖。それくらい美しい画像でした。深宇宙の画像も見飽きません。

今は赤外線観測メインのジェームズウェッブに世代交代してしまい、徐々に高度を落としつつ地球を周回しています。
それでもまだまだ輝きは衰えておらず、上空を通過するのが肉眼で見えます。ISSほどの明るさはありませんが、すぐに発見できる輝度は十分ありますので、ぜひあの丸みを帯びた可愛らしい姿を想像しながら眺めてみて欲しいです。
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