このレビューはネタバレを含みます
個人的には第一部のラストのシーンが特に良かった。
実際は違うかもしれないし個人的な妄想も含むが、達也と母の映画内では語られていない恐らく何かあったであろう過去、現在の状況などを含めた葛藤がすごく感じられた。
母は言葉として息子に対し敬語になり息子も溜まり続けていたものが発露される。しかし現状の今いる自分の状況から自身には何も無いと嘆く。息子も母親もお互いに溜まっている思っている物がありとても良いシーンでした。
またその後の母の顔(うっすら目にアザのようなものが見えた、影かもしれないが)や表情から二人の関係に変化があったように見えた。それは達也にとっては希望的な変化のように母の顔から感じられた。
またカット一つ一つが長めだが画として美しく長さをあまり感じなかったし特に個人的には音が良かった。普段なにげに聞き流している環境音が映画館というのも相まってとても心地よく美しく聞こえた。車窓から見える高速道路の他の車特にトラックがきれいに見えたし良かったです。
ぜひ少し間を開けてから再度鑑賞したいです。また監督の次回作が楽しみです。
