感情の置き場も行き場も無い映画でした…
ラストカットは金子監督！という感じで素晴らしかったです。
岡田将生さんのやれやれ顔が最高。
羽村くんの得体の知れない感じも良かった。リボルバーリリーでは今時の子役という感じで上手いなぁと思ってましたが今回は表情の変化がすごくてびっくりしました。
お話自体は何言ってもネタバレになるのでアレですが全体的にはすごく面白かったです。先が全然読めない。
ただ小説のように淡々と進むので劇的な展開すら盛り上がりに欠けていた印象。多分意図的なものだとは思いますが。
あと最初の事件で古畑さんが来たら全て解決よな…とか余計なことを思ってしまったというか、忖度はあるとしても警察があまり無能なのはノイズになってしまいました。
沖縄を舞台にした理由はわかるとしても意味はよくわからなかった…方言がほぼ無いのはいかがなものでしょう。そのあたり『フェンス』が完璧だったので本作は違和感がありました。
とにかくラストが白眉。邦画でこれはなかなかできない。
