多摩川のほとりで目覚めた男が様々な人に出会う、短編作品。
地位、名誉、娯楽、快楽、お金、優越感、承認欲求……人には様々な欲がって、それがもつれ争ったり陥れたり、そんな悩みや苦しみが社会には沢山生まれてしまいます。
でもそれらの欲にどれほどの意味があるのか?
決して満たされるという事を知らない欲は、飲んでも飲んでも渇きが収まらない幻の水の様。
でも人の中にある根源的でたった一つの本当の欲しいモノに気づけたら、肩から余計な荷物をおろして身軽になれるのかも。
たくさんの荷物で手が塞がっていたら、本当に欲しいものを拾えない。