やまげん太

清作の妻のやまげん太のレビュー・感想・評価

清作の妻(1965年製作の映画)
4.0
田舎怖い!ムラ社会怖い!
夫を愛するがゆえにとった若尾文子の行動よりも、村のおっさんのいやらしい目つきや、女たちの嫉妬の方がよほど恐ろしい。

方言のかんじから中国地方が舞台かな?と思った。
その地域に住んでるだけに余計に怖い。
貧しく、毎日同じことの繰り返しの中で、たまに人の金で飲むことや、人を蔑むことにしか娯楽のない暮らし。さらに戦争に搾取される日々。
村の男も女も、こうならざるを得ないのかもしれないけど、こうはなりたくないし恐ろしい。
人間の悪い部分をあぶり出された気分。
やまげん太

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