清作の妻の作品情報・感想・評価・動画配信

『清作の妻』に投稿された感想・評価

nzc

nzcの感想・評価

3.5
「だからお前は嫌われる」正義の暴力とマイノリティの孤独。どちらも狂気。千葉信男は完全にバナナマンの日村。これどう考えてもハッピーエンドだよね。
ryo

ryoの感想・評価

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お互いが愛し合うシーンの孤独感や刹那さ、そしてそれによる色気が凄い。

抱き合い背中を撫でるそれだけで
どんな理由かは分からないけど(所謂綺麗な「愛」ではなさそう、、)
本当に互いを求め合い、依存し合っている様が物凄く刹那的なものとして感じられる。

コミュニティ、社会、国家、システムからはぐれ、片隅で孤独に生きる存在を若尾文子の持つ色気、カメラワーク、ストーリーから存分に感じ取る。
そして孤独なだけではなく、マイノリティとしての狂気にもみえる強さがビンビンに伝わってくる。
うこん

うこんの感想・評価

3.0
排他的な村のヤバさがすごいし、報奨金で買った鐘を突然鳴らし始めるなど清作もかわいそうとはあまり思えない模範青年だった
焼き

焼きの感想・評価

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情念が粘りっこく噴き出してくる、これまでの増村パワーと別感
速度は遅い分、エネルギーを見えてくるまでぐつぐつ煮えさす、声の出し方も腹になんか溜めながらの出し方
地べた這いずり回ってすぐ下向いて胸借りる場面がよい、感情がワッとはじけるのがはやくて、長い。タメてるから納得できる。
直情にみえない。
ふかい

ふかいの感想・評価

4.3
模範生でなくてはならないという強迫感(それを表すのが早朝に鐘を鳴らすという何ともはた迷惑な行動)+自分を犠牲にしてでも国家に奉仕しなければならないという全体主義の欺瞞(戦地から帰ってきた清作に対して「今度こそ死んでこい!」と叫ぶ男達の残酷さ)
恣意的で無形のルールに盲目的に従うことがいかに危ういか
元妾であったという出自で同性異性からも差別をされる若尾文子と、ポンジュノが「殺人の追憶」で参考にしたであろう知的障がいを患っている同居人
人物はカメラの中心ではなく左半分に置かれる増村独特の構図
ハル

ハルの感想・評価

4.5
愛の目潰し。余りにも壮絶…。

若尾文子さんが本当にお美しいです。女の私から見ても見惚れてしまうほど。
山市

山市の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

むちゃくちゃ面白かった。いや〜な土着戦争映画であり極まった愛の話。増村監督って変態だな。
2年分の貯金をはたいてまぁまぁデカめの鐘(特注品)を買ってきちゃう清作…毎朝鐘を叩いて村人全員起こすし叩いてる時の顔が無駄に凛々しいしで笑ってしまう。
視力を失ってはじめて見えるものがあったということなのかな
この時期の増村は神懸かり的に傑作を連発しているが、その頂点付近にある一本。
日本社会はそれ自体がムラ社会であるので、敢えて増村が土着的な農村をストレートに描いたことはなかったが、いざ描くとこれまた強烈。

若尾文子の「あの行動」はオリジナル版(1924)には無い、新藤兼人のアイデアらしい。
『春琴抄』の変奏だろうが、あれでなければ田村高廣は死ぬまで鐘をついていた。
人間らしく生きるには目を潰すか、白痴になるか。
ppp

pppの感想・評価

3.4
怖いねぇ。こんな破壊的な恋愛したくないわ。恐ろしいわ。
貴方がいれば何もいらない。あなたは私しかいない。俺は君しかいない、君がいればそれでいい。を突き詰めたら良くないわ。
若尾文子という女優さん初見。
演技派。
この時代に産まれなくて心底良かった。

凄絶。共依存という泥沼に堕ちてゆく堕ちてゆく。

増村保造×若尾文子は全部観ると決めている。
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