おでーんタピオカ13

秋刀魚の味 デジタル修復版のおでーんタピオカ13のレビュー・感想・評価

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小津安二郎監督作品、遺作ということで観ました。女優さん達が皆綺麗で可愛らしく。岩下志麻さん、岡田茉莉子さん、岸田今日子さん、杉村春子さんは存在感がありました。中井貴一はお父さんの佐田啓二にどことなく似てきましたね。

自分の感情が大きく動いたと言うことは良い作品なんでしょうね。

しかし、ここからは不満と怒り爆発なのでどうか小津安二郎監督のファンの方は見ないでください。

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最悪の映画。この価値観。

家父長制、男尊女卑、男同士のじゃれ合いと言う名のセクハラや女性を貶める会話。

60年前の映画です。映画の現場に女性は皆無だったのかもしれません。価値観は戦後の昭和です。サザエさん的な世界観。女性は若くないと価値がない。父親の手伝いをして行き遅れた娘のことを揶揄する→いや、そんなら嫁ぎ先探してやれよ!


・娘を都合よく(家政婦として)しかし時に娘として、愛玩具(言葉は悪いが可愛がる相手として)=昔よく職場の華とか若い女子職員のこと言ってたあれ。として扱うこと。自分のことは自分でやれよ!飯炊きも洗濯も掃除も。


・娘はつまらない。せっかく育てても嫁に出してしまう。男の子がいい。という価値観。→令和の今。男の子が産まれて。しかも男の子複数のご家庭は可哀想ね。と言われるw女の子が良いよね。娘が良いよね。という時代。←母親が特に。


・岩下志麻の嫁ぎ先は、旧家の次男坊。次男がミソ。舅姑の世話が無いw夫婦はその単位で完結して。自分達の面倒を嫁にさせるな!


・男の都合で、男の価値観で、娘を(女性を)家に置く、嫁がせる、など娘の意思に委ねているようでいて、委ねてない!


とにかく胸糞悪い。女性は男性の従属物ではありません。

ラスト、次男が「明日の朝はオレが飯を炊くよ。」と言うけれど、当たり前や。小学生じゃあるまいし。父親と二人で手分けして家事をしなさい。


星⭐︎ゼロです。