チンタラちんたらした映画だねぇ。
私が、昭和前期あたりの日本文学に対してイラッときている部分が詰まった映画だ。主人公がうじうじウジウジ、場面がチンタラちんたら描写されて結局なにがなんだかサーッパリ分…
ちょっと前に新文芸坐で。何度目か。
「やっぱり、子供は男の子ですなぁ、女の子はつまらん」
(結婚式帰りに)「今日はどちらのお帰り?お葬式ですか?」 「うん。まあそんなもんだよ」
人生について主人…
二十代前半でお嫁さんになるのが当たり前だった時代。誰も疑うことなく誰かと誰かをくっつけようとする時代。わたしがその時代にいれば、当たり前なんだから何の疑問もなく生きていたんだろうなぁ。その時代が悪い…
>>続きを読む小津作品の魅力と言えば、小津調による撮影と、親子の情という時代を超えた普遍的なテーマにある。
遺作である本作もそれらは健在で、座敷で食事するシーンにおける手前に卓とそこに乗った醤油?が映りこむ手法…
抑揚のあるセリフまわしをしていたのは東野英治郎くらいで、この時代の作品とはいえ他の俳優たちの平板なセリフまわしを聴き続けるのが正直ちょっと苦だった。
路子がお嫁に行ってからの周平の寂しそうな姿…
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