日本の田舎版スタンバイミーな映画。
仲良しの中学生の一人が川で遺体として発見されます。残された3人は犯人があいつに違いないとして、問い詰める過程で結果的に犯人らしき人物を殺害してしまいます。20年後、刑事になった一人が街に戻り、物語は再び動き出します。
この作品はミステリーやサスペンス、刑事物、ヤクザ物といったジャンルではありません。どれも中途半端な感じがしますが、街の閉塞的な空気がよく描かれています。
高良健吾が演じるクールな半グレや、大東俊介が演じる真っ直ぐで熱い刑事も良い演技です。
終わり方にやり残し感があるのは意図したものなのか、そうであれば失敗だと思います。