令狐飛龍

罪と悪の令狐飛龍のレビュー・感想・評価

罪と悪(2024年製作の映画)
2.9
日本の田舎版スタンバイミーな映画。

仲良しの中学生の一人が川で遺体として発見されます。残された3人は犯人があいつに違いないとして、問い詰める過程で結果的に犯人らしき人物を殺害してしまいます。20年後、刑事になった一人が街に戻り、物語は再び動き出します。

この作品はミステリーやサスペンス、刑事物、ヤクザ物といったジャンルではありません。どれも中途半端な感じがしますが、街の閉塞的な空気がよく描かれています。

高良健吾が演じるクールな半グレや、大東俊介が演じる真っ直ぐで熱い刑事も良い演技です。

終わり方にやり残し感があるのは意図したものなのか、そうであれば失敗だと思います。
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