りぃ

恐解釈 桃太郎のりぃのネタバレレビュー・内容・結末

恐解釈 桃太郎(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

心臓を捧げよ!!!
画は予想通りの低予算感、ここはわかってたから全然大丈夫。ストーリーが結構欲しいとこくれて私は好き。フェイクの定石上手いと思った。旦那さんが奥さん触りに行くとことか細かいところよく描写出来てる。夫の失火で夫婦揃って死んじゃったのに全然責めない奥さんに愛を感じた。突然のアンダー・ザ・ドームからのアザーズ、めちゃめちゃいい。シリアルキラーの犯行をずっと見せられる終わりのない絶望ってがちのがちの地獄。欲を言えば死体遺棄方法の画が欲しかったけど、バラバラとかミンチとか余計なグロは省いて正解。やり過ぎるとミニ妖怪大戦争がスッと入って来なくなる。桃と鬼のバトルはスカイハイみたいな感じで悪くない、だってあれ以上作れんでしょ。ラストもあのきもい梅干し鉢から鬼の手出て来るのいいと思う。お菊も狐もメリーも低級霊だから絶対無に還るだろうなぁ桃がんばれ!演技に関しても皆んな上手い!!特に鬼の末裔役の俳優さん、今までたくさんの邦画殺人鬼を見て来たけど、目的があっての犯行なのにダントツで狂ってて好き、紛れもないサイコパス、さすが鬼。謎のダンスはひとつの彩りに過ぎない、ホホホイがソルトバーンしててもおかしくない!今は死体処理するより踊りたい!割とシュールなショットが癖あっていいね。怖く見せるルールにちゃんと従ってて良かったけど、ただ画面暗くて見にくかったーこれは映画の今後の課題だから仕方ない。撮りたいものを撮ったって気持ちが伝わって来て悪くない!!
りぃ

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