ラスベガスの騒動から二年後。スチュは再婚相手を見つけタイのプーケットで式を開くことに。式の前夜、一本だけ飲もうと砂浜に集まる男5人。「一本だけだ。それで終わりだ…」気付くと朝。汚いホテルの一室で目覚めるフィル。部屋には猿、アランは坊主に、スチュは顔面にタトゥー、顔見知りの国際指名手配の中国人、おまけに切断されたテディの指、そしてテディがいない。「またやっちまった…。ここはどこだ?」…遠く離れたバンコクだった。
呑んで記憶をなくす男たち第二弾。舞台がタイっていうのが最高。前回は酔っ払っても同じラスベガス内のことだったのに今回は約680キロも離れた場所で目覚めるのが笑える。バンコクとチェンマイに一週間ずつ滞在したことがあるから行ったことがあるところが映るとテンション上がる。また行きたくなった。
前作よりもより男同士の友情が強調されている気がする。それも「俺たちの友情は永遠だ!」みたいな必ずしも綺麗なものではなくてお互い若干厄介に感じて扱いに困る部分を認めた上で。相手を傷つけないように気を使って話しているというよりも自分の素を曝け出してムカついたら殴り合ってそれでも一緒に笑いあえる感じが素敵。もちろんTPOを弁えた上で話す内容は気をつけないといけないし良し悪しなんだけどなんかいいなと思ってしまったのは否定できない。歳をとっても男だけで海外旅行行ったりしたい。記憶なくすほど一緒に酔っぱらえる友達と目が覚めてから“Bangkok”とか言ってほくそ笑みたい。野郎どもには見てほしい映画シリーズ。
“This time we’re really fucked up.”
“I’m a nurse, just not registered.”
“It means a lot that you made a trip.”
“Bangkok has him now, she never let him go.”
“You know? It’s Bangkok.”
“I’m afraid Bangkok has him.”
“Bangkok.”