キヨ

FEAST -狂宴-のキヨのネタバレレビュー・内容・結末

FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

交通事故に合う、家族の話、ぐらいの情報しかないまま見に行ったから、思ってたものと全然違って笑っちゃった。不穏な話だと思ってたら、180度違ったわ。

市場からの帰り道、対人事故を起こす息子。同乗していた父は、その場から逃げることを選択。事故相手は死亡。父は息子を庇い、自身が服役。事故相手の家族を自身の経営するレストランで雇い、生活の面倒を見る。

説法みたいな映画。映画の区切り(章)ごとに、福音からの引用を提示してて、それに沿ったような内容になってる。事故を起こした息子が、まぁぐだぐだぐずぐずした男。悪いことをしたと思うなら、自首すればいいのに、父親が庇ってくれてこれ幸いって感じだし、でも罪悪感はあって、助かりたいと願うし。自首した方がスッキリするでしょうに。あまつさえ事故相手の妻に許してくれなんて言う始末。この息子の母もな〜。
レストランで金婚式のお祝いをする夫婦をみて、未亡人の女性は涙するんだけど、息子の母も泣いてる。は???お前が泣くの????そんで、あの人はいい人なの〜って未亡人に宣うとか、どんな神経してんの?お前の息子が、この人の配偶者殺したから、この人は愛する人とのこの先の人生奪われてるんだけど?????となってまじ意味わからんかった。家族の無神経さがすごい!!!!!
正確な文章は覚えてないけど、映画の章立ての文章で、宴には貧しい人や体が不自由な人こそ呼べって福音が引用されるんだけど、思わず笑っちゃった。傲慢さがすごくて、この加害者家族みたいと思った。
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