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帰ってきた あぶない刑事のKUBOのレビュー・感想・評価

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)
4.0
『あぶない刑事』、なめてました。ごめんなさい。すごくおもしろかった! 今までで一番おもしろい『あぶ刑事』だったんじゃないかな?

『さらば』から7年、タカ&ユージが探偵になって帰ってくる。

「T&Y探偵事務所」の最初の依頼人が土屋太鳳演じるアヤカ。母「夏子」を探してほしいという依頼だが、これがママを探すようでいて「パパ」を探す映画でもあるからおもしろい。

もちろん舘ひろしと柴田恭兵のコンビは歳を重ねても相変わらずのダンディ&セクシーではあるんだけど、ここに土屋太鳳が入ることで、タカ&ユージが「パパ」って言われてまんざらじゃない感じがかわいい(笑)。

だって土屋太鳳がかわいいんだ。こんな娘がいたらいいなぁ。

ヒロインの吉瀬美智子さん、タイプです! タカとのロマンスシーンはカッコいいなぁ。

それから過去を回想するシーンで、タカ&ユージがCGで若返る! ついに邦画でもこういうの始まったね!

今回の強敵・海堂は『もっともあぶない刑事』で柄本明が演じていた銀星会の組長の息子という設定。過去作とのつながりは「あぶ刑事」ファンにもうれしいところ。

薫は毎度イタいけど、今回はMAXイタい!

で、今回、個人的に一番うれしかったのが、いつも優柔不断だった透くんが男を見せるところ! 「よく言った」ってほめてあげたい。

今までで一番いい劇場版だったんじゃないかな? ちゃんとドラマがあって映画らしい映画だった。

監督の原廣利は劇場用映画初監督と言うが、あの『ウツボラ』を撮った人。おもしろいモノを撮るわけだ。

カッコよく歳を重ねるってことの生きた手本のような2人。「探偵」シリーズ、ドラマ化してもいいかも。

*これ、考えてみたら、カジノ建設の裏にある反社と政治家や権力者との癒着を暴いちゃうわけだから、維新が一番嫌なネタだろうな(笑)。
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