くさむすび

ゲキ×シネ「天號星」のくさむすびのレビュー・感想・評価

ゲキ×シネ「天號星」(2024年製作の映画)
3.8
初ゲキ×シネ。久保史緒里さん目当てで鑑賞。上映前に軽いあらすじを読んだくらいの知識で見たが、めっちゃ楽しかった。入れ替わりものなので、どうやって元の体を取り戻すかを試行錯誤する話かと思いきや、そこはあまり重要ではなかった。裏で進行している事態の悪化を食い止めようとするのと、この混乱に乗じて権力を手に入れようとするのを並行して見せていたのに虚をつかれた。コミカルなシーンも多く盛り込まれており、休憩含めて3時間近くある作品であるけど苦にならない。第1幕が事前情報入れてないのもあって「これどうなるんだ?」という興味が持続した状態で終わるので、休憩明けの序盤はやや中弛みしているように感じてしまった。それでも途中からは持ち直してしっかり締めるので良い。
そして目当てだった久保史緒里さんだけどやっぱり天才。久保さんの舞台演技を見るのは『夜は短し歩けよ乙女』以来だったけど、本当に演技の幅が広い。歌唱シーンも多かったし、久保さんの魅力が存分に出ている。
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