くさむすびさんの映画レビュー・感想・評価

くさむすび

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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

4.5

想像以上に面白かった。カーアクション×『アジョシ』っぽさに加えて、悪徳警官モノも入るとは思っても見なかった。パク・ソダムはアクションもキレキレなのか!
前半はカーチェイスにかかる比重が多くを占めていた
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.0

皆が言う通り前半は面白かったのだけど、後半から次第に求心力を失っていき終いにはリアリティが著しく欠如したコールセンターのシーンでもう興味が消え去ってしまった。もう少しお互いを見つめ直すきっかけを後半に>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

前半はパードリックに感情移入して物語を見つめるのみで今作が描きたいもの+何故これが評価されているのかが分からなかったが、パードリックが捲し立てる後半からスルスル何を描きたいのかが入ってくるようになる。>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『サクセッション』の製作陣ということで過大な期待を寄せてしまった感があるかもしれない。人間の嫌らしさがもっと見られるのかと思ってた。意外と正統派スリラー寄りでそこは肩透かしを喰らう。
実際に独創的で美
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ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”(2021年製作の映画)

4.2

エンターテイメント覇王による圧倒的なライブ。壮大、豪華絢爛で贅沢すぎた。終盤誰もが知ってる名曲で攻めまくる構成は凄かった。そしてライブはファンも一緒に作り上げるものだというのが今作はより伝わってきた。>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

5.0

今回の鑑賞でオールタイムベストに躍り出た。出てきただけで場の空気を一気に支配する圧と狂気を持ったJ.K.シモンズの名演。ナチュラルに頭おかしい人、感情を抑えられない人ではなくて二面性があるからこそ余計>>続きを読む

野獣の血(2022年製作の映画)

3.7

評価低いのも納得の作品だが、自分には嫌いになれないどころか寧ろ好きな作品だった。
とにかく終盤まではそこまで面白くない。ヒスとチョルジンの二人、恐らくここに至るまでの過程で様々な上積みがあっただろうに
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狼たちの墓標(2021年製作の映画)

2.9

会長が死んでから結構な間物語が進まず眠気が襲ってきた。で、結局伸び切らないまま終わった感じ。盛り上がりを作るために大乱闘シーンを入れているように見えてしまって必然性を感じないのが残念。ストーリーを軽視>>続きを読む

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.7

『イニシェリン島の精霊』と同じマーティン・マクドナー×コリン・ファレル×ブレンダン・グリーソンの座組で撮られた作品。
タイトルでゴリゴリの殺し屋アクションだと思う人も多いだろうがそうではなく、悪に染
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.4

素晴らしかった。劇中サマイがとある人物に恩返しをするように、冒頭のクレジットで出てくる名だたる映画監督への恩返し、愛を込めたような作品。昨年公開された『ラストサマーウォーズ』と通ずる点もあって、あちら>>続きを読む

新封神演義・楊戩(2022年製作の映画)

1.8

アニメーションは凄かった。神々しさ溢れる光の演出、多彩なアクション表現、天界の造形、終盤絵のタッチが変わる演出など観客を楽しませる手数が多く全く飽きずに鑑賞することができた。
ただストーリーがあまりに
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セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

2.1

『セブン・サイコパス』というタイトルだから7人のサイコパスが大暴れする話かと思いきやそうではなく、その名のついた作品の脚本に取り掛かるも上手くいかない脚本家の話だった。途中までは執筆の苦悩とビリーの犬>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.5

5年半ぶりに再見。こんなに面白かったかと驚いた。
聖書に精通していればもっと深く楽しめるのかもしれないが、自分みたいな無知な人間でも表層的な面のみで楽しめる。信仰心を問いながら疑心暗鬼になり、信頼でき
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とてつもなく元気が出ました。人生こうなってもまだまだ楽しめるなというメンタリティ。窮地に立たされても「面白くなってきやがった」と言いたい。
周りの人にも恵まれているのに、ビシッと正論を言ってくれる人が
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

賛否分かれているが自分は賛。迅速すぎる日本側の描写や何度見たか分からない『新感染』以降の悪い癖となっているスリラー映画でも泣かせてくる傾向を今作も受け継いでいたりなど色々気になるところはあったが、パニ>>続きを読む

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.5

優しすぎるのが完全な優しさな訳では無い。でも優しさを持って接する際の人の温もりや暖かさを今作は教えてくれる。そんなコミュニケーションにホッコリしながらもどこか儚さと切なさを感じれる、高橋名月監督の生み>>続きを読む

恋のいばら(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

じわじわ来るタイプの映画かもしれない。個人的に鑑賞後はあまり好きじゃないなと思っていたのだが、感想を書くにつれもしかしたら良い映画だったのかもと思い始めている。
見進めるにつれ序盤の作り込まれ具合に感
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.9

主要登場人物中々の自己中心的な人ばかりで、他人の気持ちを考えず欲望の赴くままに行動する様に感情移入こそ全くできない。ジュリオ結婚の件とか、サラッと不味いことをしているのを描くのには若干狂気を感じた。そ>>続きを読む

キャプテン・ノバ(2021年製作の映画)

3.2

未体験ゾーンの映画たち2023上映作品。
設定とかメッセージは良かったが、詰めが甘い。惜しい。
まずあれだけ未来をかき乱しておいて、タイムパラドックスはあんなものじゃないだろ、もっと大規模の影響受ける
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

個人的にハマってない三宅唱作品ということでそこそこの期待値で見たが素晴らしかった。
『きみの鳥はうたえる』の時も思ったが、音の使い方がとても上手。今作は劇伴が全く使われておらず下手に盛り上げようとして
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.5

途中よく分からなくなったが後半から怒涛の切り返しを見せる中々な映画。中3男子のどうしようもなさ無力さ、見ているこちらまでもどかしくなっていく。ウメちゃんの佇まい見てたらそりゃそうなるよねと思うばかり。>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.0

原作は途中まで読んだけど、こんなにポップでは無かったような。原作が東京ー盛岡間だったのが今回の映画化は東京ー京都間の設定で逆を行ったように『マリアビートル』の反対を行くようなビックリジャパニーズ描写と>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

原作未読で変なバイアスをかけずに見られたのが功を奏したのかもしれない。これほどまでに上映中一切余計なことを考えずのめり込めた映画が今年あっただろうか。
山王工高戦をメインに写しながら所々に回想が挟まる
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.1

ポスターに「つながるのは簡単なのに 愛し合うのは難しい」と書いているがまさにこの一言が全てを物語っている。セックスするような関係でも必ずしも愛し合えている訳ではないし、肉体関係を持たないからと言って繋>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.7

ストーリーじゃなくてアクションを楽しむ映画。とにかく戦闘シーンの楽しさに尽きる。ボウリング場から始まり、歯医者、図書館。スピード感と手数の多さで攻めるアクションの豊富さには胸が躍った。そして緩急をつけ>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.9

ほとんどワンピースの知識がないままで鑑賞。つまらなかった訳ではないが、欠伸は止まらない映画だった。前半はウタのキャラクター性とAdoによる歌唱で気持ちは昂ったものの、中盤からはその要素が一気に薄まり後>>続きを読む

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.7

ちょうど今週有馬記念が行われるというタイミングで見れて良かった。人生の折り返し地点をすでに迎えた人たちが競走馬に熱中して活気を取り戻していく姿を描き、話はやや予定調和で進んでいくがストレートに伝える普>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.9

『バーニング 劇場版』のチョン・ジョンソが主演ということで見た。作品自体は恋愛をしたことない自分にとっては難しい話だったけども面白い。恋愛を題材にしている映画だけど恋愛映画ではなく、自分の人生における>>続きを読む

甲州街道から愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

もっと長い時間で見たかったのが本音だけど、これはこれで一期一会の物語感があって良い。登場人物が何かに決別して前進していく話。皆心の中に鬱屈としたものを抱え生きていながらも、その人たちに注がれる今作の視>>続きを読む

警官の血(2022年製作の映画)

3.3

途中までは面白かったのだが、後半からの性急な展開には割と集中して見ていたのにも関わらず「何故そうなる?」と言いたくなる展開の連続で最終的には微妙な後味な作品だった。
先述の通り前半はかなり良かった。荒
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

受験期とぶつかって見れなかった作品、劇場で見たかった。非現実的なようだけどリアルな会話劇。どの話も違うベクトルで『偶然と想像』を描いている。
以下感想とは呼べないもの。
『魔法(より不確かなもの)』
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.0

いつ物語が決着してもおかしくないような山場の連続。家族の医療費が高額なために犯罪を犯して車での逃走を企てるプロットは図らずも先日見た『タイム・トゥ・ラン』と重なる所がある。今作は物語の起点となるウィル>>続きを読む

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

変さを狙いすぎてるというか。そもそも5年も昏睡状態なら目覚めたとしても筋力が低下しても歩けないし、しかも急に目覚めて普通に歩けているというその時点で明らかに変。別人であることはほぼ明らかで(結果的には>>続きを読む

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリーながら映画的なスリルが随所に散りばめられている。科学者に電話する場面、飛行機が旋回する場面等々自分が無知であるが故にハラハラしながら見れていたのだと思う。今作から得られたものは物凄く多>>続きを読む

タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

3.7

意外にも展開が練られている作品。 色々映画として面白くなりそうな所を放棄したのが逆に功を奏した。かなり道徳的に危うい箇所とまとめ方だが、ギリギリ許容範囲内。時間がテーマの割にハラハラ感がそこまで無かっ>>続きを読む

死神遣いの事件帖 -月花奇譚-(2022年製作の映画)

2.8

推しの清宮レイ目当てで見た前作も見ていなければ舞台版も全く見てない人間の意見なのでファンの人は無視してほしいけど、終盤になるにつれて段々興醒めしていく作品だった。
前半は過去作も見ていない人でも丁寧に
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