ちょっと新米っぽい指揮者さんはこれからに期待!いい演奏だったからテンポとダンサーと呼吸を合わせるのをもっと頑張ったら超良くなりそう。
結婚したくない王にもなりたくない絶賛イヤイヤ期のジークフリードがたった1回会っただけの半分人間半分白鳥の女の子に恋するっていう設定がいかにもバレエだな〜!って感じだけど、ベンノっていうしっかり者系の友人がいるおかげでジークフリードの感情とダメ男っぷり引き立つ。あのパ・ド・トロワに登場する謎のメンズに役職を与えたのは本当に良い。
ジークフリード1回くらい妹たちと踊ったれや…。
2幕はほとんど振りを変えていないというところにオリジナルへのリスペクトを感じる。
3幕は各国の花嫁がギラギラした目つきでガツガツ踊るのが凄くいい。違うんだよオデットはこんなんじゃねぇ…ってなってるとこにオディール現れてコロッとそっち行っちゃうのもめちゃくちゃいい。古典作品だから男性に都合のいいストーリーなのは百も承知だけど、感情の変化を丁寧に展開してきたからあまり嫌じゃなかった。
4幕は白鳥のフォーメーションが凄かった。万華鏡みたいに変わってすごい美しかった。身投げめっちゃあっさりなのが残念だけど、他のオデットもあんな感じなのかな?ネラの白鳥一度見てみたい。
P.S. チャルダッシュのソリスト踊った推しのカテリーナちゃん、今日もとっても美しくて輝いてた。