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Renaissance: A Film by Beyoncéのjanetのレビュー・感想・評価

Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)
4.0
夫の推し活に同行。
1人の強い女性の力強いメッセージとステージパフォーマンスを見た。

舞台装置や衣装もそうそう見ることはできないほどのド派手なスケールだが、それ以上にビヨンセ自身の歌唱力や自分の魅せ方、ダンサーの個性を最大限に引き出すことで多くの観客を魅了するコンサートを創り上げていると思った。

コンサートに関わる人々が個性を出しながらもバラバラにならずにひとつの作品を創り上げることが出来ているのは、もちろんビヨンセのもつビジョンに賛同した人々が集まったからでもあるが、そのコミュニティでは自分が自分でいることを許される空間であったからではないだろうか。認めてもらうことで他人も認める寛容さが生まれ、それが最高のチームやパフォーマンスに繋がっているのではないだろうか。
ひとつの大きな目標に向かって社会を回しながらも各人の個性や色を出すことは出来るというのは、分断と対立の多い社会の中で心強いメッセージであると思う。

レモンをレモネードに変えることができる、っていうメッセージ、好きなドラマthis is usで1番好きで、初めて見た時大号泣しちゃったセリフに似ていた。

母であり妻であり女性であるビヨンセの、女性をエンパワメントするメッセージが沁みた。あんな強い女性になれたらいいなと思う。
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