相模ねこ

コンテイジョンの相模ねこのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.5
【静かなパンデミック映画】

淡々と進むストーリーはとてもリアルだが、画面が終始、毎日曇りなのかと思うほど薄暗いのが気になる。
なんだかこの世の終わりみたいな雰囲気たっぷりだが、事実は「人間という動物が終わる(死ぬ)」というだけで世界は終わらないし愚かな人間などに構わず世界は今日も美しいのである。
晴れ渡る青空や青々とした自然、自由に飛ぶ鳥と、それを羨ましそうに見つめ隔離生活を送る人間との対比などを見せても良かったと思う。
どうしても現実のコロナ禍と見比べてしまうが、科学知識もない自分自身にできることは手指衛生の予防とワクチンや特効薬の開発を静かに待つこと、そして日々生きていることに感謝し生きる事、だとこの映画と現実両方から学んだ。
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