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Fast Charlie(原題)のnoborushのレビュー・感想・評価

Fast Charlie(原題)(2023年製作の映画)
3.0
Fast Charlie 2023年作品
6/10
フィリップ・ノイス監督
ピアース・ブロスナン モリーナ・バッカリン ジェームズ・カーン
ベンガ・アキナベ トビー・ハス ブレナン・キール・クック
スーザン・ギャラガー シャロン・グレス
20年間、チャーリー(ブロスナン)はスタン(カーン)というの犯罪組織のボスのフィクサー
件殺し屋だった。お互いに年をとり、アルツハイマーを患うスタンの介護もチャーリー
の仕事になってきていた。
ライバルのボスがスタンと構成員を襲撃し、チャーリーは唯一の生存者となる。
チャーリーはスタンの復讐を決め、彼が殺した犯罪者の元妻(バッカリン)とチームを組む。
フィリップ・ノイスは「ボーン・コレクター」「バトリオット・ゲーム」
「今そこにある危機」と90年代のアクション・スリラーで目立っていたが
ここ最近はぱっとしない。本作も可も無く不可もなくといったところ。
ピアース・ブロスナンは額にシミも目立つようになり、老化が激しくなってきた。
「The Last Rifleman」のように老いを味方に出来れば、ショーン・コネリーのように
なれるかもしれない。
本作の一番のポイントはジェームズ・カーン。本作が遺作になる。
1972年のゴッドファーザーで血気盛んなマフィアを演じていた彼が、最後に選んだのは
犯罪組織のボスであったが、老いて丸くなり、認知症もあって表情が優しく、
なによりも目が澄んでいて子供のようだ。カーンの最期を見届けるために本作はある。
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