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プチ・ニコラのASAのネタバレレビュー・内容・結末

プチ・ニコラ(2009年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2015.08.19 : 鑑賞@自宅

可愛らしい人物紹介、そのまま飛び出す仕掛け絵本のような、口笛が愉快なOPから始まる。そこでもう可愛い。(*´◒`*)

突然弟が出来た友達。"僕が叫ぶと叱られるのに弟は許されるし、全然可愛くない!" と言って、その後休んでいたので、「親指小僧」のように両親に森に捨てられたのではないか、と心配に。
そんな時にニコラの両親にもたまたま "弟が現れる予兆" が見られる。
(予兆とは、進んでパパがゴミ捨てをする、パパがママに優しくなる)
そこから愉快な友人といかに森に捨てられまいか、弟を追い出すかという作戦が始まる。

兎にも角にも出演してる男の子たちが カワイイ !!!! みんな基本的に綺麗な顔立ちをしてて、大人の影がみえるんやけど、背丈も行動も子どもですっっごくかわいい。あのヨーロッパの子どもの短パン姿たまらんっ!笑 やる事なす事かわいい !

どうにかみんなで力を合わせて頑張ろう!っていう一心で色々な作戦を立てては実行して失敗。男の子のああいう一丸となって目標に立ち向かう様は見てるだけで微笑ましい(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ

先生たちも大人たちもいいキャラをしていて、生徒の事は好きやけどうまくいかない先生とか、社長夫妻をもてなそうとするのに空回りしちゃうママとか。

ニコラは、"ママは、僕のママになるのが夢だった" という。そんなことあんな子に言われたらママはメロメロだと思います。(;ω;) "この生活が続けばいいと思う" ってちっちゃい子が言う言葉。大人になったら変わっちゃうかもしれんけど、今そう思って言ってくれるならそれで本望。☺︎

両親にはニコラを森に捨てるなんて考えてないし、ニコラがそう怯えているとも考えてもみないんでしょうね。子どもは何を考えてるか本当にわからなさそうだから、心に寄り添うことが大切だと思った !

健康診断のシーンが、みんなの個性が現れててドタバタで一番好き。ほかにも、"セーヌ川"を目一杯絞り出して答えるシーン。謎の液体を飲んで車をひっくり返すシーン。信じれば叶う様な夢がある。
"殴るとメガネが壊れるぞ" って言って暴力から逃げるのに、視力検査で一度だけ叩かれるシーンがすごくツボ!手に持ってたら正確に測れないぞと言われてじゃあ食べちゃうシーン。

特別感動的なシーンがあるわけではないけど、見てるととても癒されて、元気をもらえる映画。
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