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次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路のICHIのレビュー・感想・評価

4.0
前半清水の祭り、神輿、次郎長一家が酒を呑みながら次郎長とお蝶の馴れ初めを聞く至福の時間が続く。後半、囚われたお仲を助けに甲州へ行くが、この旅立ちの場面の見事さは鳥肌が立つ。明け方の路で子分たちが無言で次々と合流し、旅姿の一家が颯爽と歩く、その姿の格好良さ。クリントイーストウッドの「ペイルライダー」でロングコートとブーツに身を固めた殺し屋集団が横一列に並ぶ格好良さを思いだした。そして立ち回りのシーンの煙と松明の美しさ。思わず唸り声が出た。
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