このレビューはネタバレを含みます
BSテレ東開局20周年特別企画
『土曜は寅さん!4Kでらっくす』10/10放送分
家出娘と九州珍道中
28作目
マドンナ:音無美紀子さん(倉富光枝)
車博士「メス」
トンカツザクザク
今回も夢からマドンナ登場。
夢の源ちゃんお約束の面白さ。
満男へのお土産、サブタイトルの紙風船登場。
小学校の同窓会帰りの寅さん、珍しくやさぐれ悪い酒で、同級生のクリーニング屋の安男(東八郎さん)に絡んで怒らせてしまう。
夜明駅、大分県
旅館で寅さんと相部屋になった小田島愛子(21歳の岸本加世子さん...変わらない)
寅さんの仲間、カラスの常の女房、光枝登場。
カラスの女房...
カラスの常・倉富常三郎(小沢昭一さん)
自分が死んだら、光枝と結婚してやってくれと寅に言い残す。
フルートの悲しいBGMが全編に流れる。
愛子「おばちゃん、ウイスキーちょうだいボルトで、あ違った、ボトルで。それから氷、うん、違うの。ボトルっていうのは、ウイスキーを瓶ごとちょうだいって意味」
寅さんと飲めると、明るくルンルンの愛子、翌朝置いてかれてしまう。かわいそう。
カラスの常がもう長くない事を知り、柴又へ帰った寅さん
おばちゃん「寅ちゃんが真人間になってくれたんだよ」とニッコリ
そのウキウキのおばちゃん、寅さんから、光枝さんの泣き声が悲しい笛の音に聞こえてきた話に対して、おばちゃんの泣き声は夜鳴きそばのチャルメラと言われちゃって泣き崩れちゃう。かわいそう。
寅さんを追いかけて命からがら柴又へたどり着いた愛子。
マグロ一匹抱えて現れた愛子の兄、小田島健吉(地井武男さん、男前)
激しいバトル、そして和解
さくら、愛子ちゃんお兄さんの魚臭い車に乗って帰ってったわって。笑
マグロの刺身100人前、どうやって捌いたんだろ
寅「俺、世帯持つかも知れない」
ザワザワ...
御前様やっとご登場
落ち葉掃除
寅ちゃん就職活動へゴー
光枝さんとらやへ
帰り道、寅さんと光枝、亡き夫の残した結婚話からお互いの気持ちを探り合うように話し、そして結局すれ違ってしまう。
寅さん、やっぱり諦めて旅に出る事に。
就職試験の結果は...不採用。
そこが渡世人のつれえところよ..ウフフハハ
(から笑いが痛々しい)
とらやを後にする寅さん。
お正月、光枝ふたたびとらやへ。
威勢よく呼び込み、だんご売りの手伝い。
焼津港、愛子に会いにきた寅さん、笑顔でマグロ漁に出る愛子の兄を見送る。
良い最後。
所々に笑いはあるものの、笛の音と共に悲しみに包まれてた本作、切なかった。紙風船のように軽くてすぐに潰れてしまう儚い恋、そして寅さん。