Sohey

ガールズ・ステイトのSoheyのレビュー・感想・評価

ガールズ・ステイト(2024年製作の映画)
4.2
舞台はミズーリ州。
ボーイズよりも議論が建設的でひとつひとつの問題に向き合っていた印象。
ステート内での男女差別(ホールでは男子がセンター、女子がサイドに座らせられ、女子は服装の)にも切り込んでいく。

女子だからリベラルみたいなラベリングに悩まされている保守派のつらさを語るエミリー。知事選に落ちてもジャーリズムを貫いて他の分野で輝く彼女が素敵だ。
フェミニズムを声高に主張してカリスマ性を発揮するセシリア、ニーシャとブルックの友情も印象的。

特に中絶禁止問題に関しては活発な議論が重ねられていたので、ラストに絶望する。『コール・ジェーン』にも重なる。絶対最高裁判事たちの議論よりもガールズたちの議論のほうが有意義なものだと思う。
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