ひーまたはひょろ

チェッカーズ 1987 GO TOUR at 中野サンプラザ デジタルレストア版のひーまたはひょろのレビュー・感想・評価

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(ライブ映像なので映画作品として観れないし、大好きな #チェッカーズ なので客観視も出来ないので、スコアは付けません)

ライブ映画『チェッカーズ 1987 GO TOUR at 中野サンプラザ【デジタルレストア版】』

37年前の、それもディスクどころかVHSすら世に出てないライブ映像を、今、映画館で観れる幸せ。

この頃のチェッカーズは完全セルフプロデュースのアルバム(ツアータイトルになってる『GO』)を出したばかり。アイドルから脱却して、サウンドもビジュアルも大人の男の色気が出つつありながらも勢いのある、ノリにノッてる時代。
ライブの構成やフォーメーションも自分たちで練っていて、随所にチェッカーズらしさを感じる、楽しくも激しいライブなの。

グッとくるシーンは多々あるんだけど、特に『WA WA WA』や『Free Way Lovers』のフォーメーションダンスと、『NANA』以降の勢い、クッソ速い『ジュリアに傷心』w
そしてフミヤの「I love you」と口パクする時の表情、Xで書いたけど黒タンクのフミヤの上腕二頭筋と肩甲骨と鎖骨と鎖骨の延長線上にある肩の骨…かっこよ…。体が汗で濡れてるのがまた(変態)
あとMCでそれぞれのチェッカーズ加入エピソードが語られて、クロベエを「山に埋めるぞ」と脅した話をしてるの聞けて良かったw

ただ、TCXの大スクリーン×ドルビーアトモスという環境で観たのに、画質も音質も正直なところあまり良くない。顔のドアップはまあ綺麗な(それでもノッペリしてる)のだが、バストアップで既に顔に違和感あるし、上半身アップくらいでもうガタガタ、遠景になると何が何だか。多分、元のビデオが酷いんだと思う。音は2chステレオなの?ってくらい、前からしか聴こえない。アトモスの恩恵を感じたのは本編前のデモだけ。

それでも、最初に書いたように、時を超えて今、映画館で観れるこのライブは素晴らしい。もうホントこれの上映を決めてくださってありがとうございます!という気持ち。