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シモキタブレイザーのBremingerのレビュー・感想・評価

シモキタブレイザー(2023年製作の映画)
2.0
下北沢が東京の街の中でも1番好きで、今年に入っても行ったので、下北沢の景色を拝む目的で今作を鑑賞しました。

んー…これを映画にカウントしていいのかってくらいにはツギハギな作品でした。

下北沢を舞台に闇バイトをする青年たちの話って感じなんですけど、これそもそも下北沢を舞台にする必要性は無いなと思いました。

クスリを売って生活してる主人公たちに興味が持てない時点でダメなんですが、基本的に繋ぎ繋ぎで展開していきますし、伏線を張っているんだろうなと思うところもそのまんまでしたし、警察官とか何のための登場だったんだろうって感じでしたし、こちら側に語りかけてくる演出もあまり好きではなかったですし、途中のタイトルコールもまた…。全体通して首を傾げながら観ていました。

カーチェイスを売りにしてるかどうかは分からないんですけど、基本は普通の速度で走ってるのを速くしてる風に見せてるだけで、道中の人々が普通にしてる時点で合成だなと萎えましたし、何か凄いと思えるところが全く無くて見応え皆無でした。
唯一好きだったのはマリオカートパロでバナナで車が大横転したところです。そこだけです。

役者陣の演技はまぁ微妙でした。絶望的に下手な人はいないまでも、全員なんとも言えない感じでした。
劇場側の問題なのか製作時点での問題なのか、役者のセリフがデカくて響く人もいれば、ボソボソ喋って何言ってるか分からない人がいたりと、そのバランスの悪さがかなり気になりました。

予算的な問題は仕方ないにしても、映画としてチグハグすぎました。そりゃ下北沢が舞台でもトリウッドで上映しないわなと思いました。でも下北沢は良い街なのでまた訪れたいです。
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