熱いヤバイ面白い。
映画用に初見でも全然問題ない作りになっており、むしろＴＶアニメシリーズのキャラはモブ同然のカメオ出演、作風もＴＶアニメとは一線を画す内容だった。
ＴＶアニメは「トレセン学園」が舞台なので、キャラが多く学園生活や青春キラキラ要素もあったのだが、今作はメインを数人に限定し一貫してジャングルポケットが主役、内容もレースや勝負との向き合いに絞り熱く時に狂気さえ感じるほどのスポ根アニメとしてぎゅっと濃縮された映画となっていた。（まあ狂気は半分以上タキオンのせいだけど）
作画もＴＶ版とは全然違い、一言で言うとトリガーっぽい作風だった。（実際関わってた）走るアニメーションと迫力の演出は文句なし。ただ日常パートでもクセが強く、誇張や崩しまくった表現も多かったためＴＶアニメを見てきた自分からすると結構違和感を覚えてしまった。
追記：二周目したら作画のクセは気にならなくなった。むしろとんでもない熱量でアニメーションを作っていることに気づいた。シーンごとに作風丸ごと変えていて表情や体の動き、色彩や陰影などなど一切妥協していない。作画だけだ言えば同年公開されたアニメ映画と比べても頭一つ抜けていると感じた。
これ間違いなく今年No.1の映画だ。
