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スーパーの女の炭鉱倶楽部のレビュー・感想・評価

スーパーの女(1996年製作の映画)
4.5
おもしろすぎる。
万人に勧めたい作品。
金ローとかでも復刻されるべき。

さびれたスーパーの店主と旧友のとある主婦が出会うことで、店の再生を描く物語。

スーパーにとって大事なのは客への奉仕の心。
日本一客の心を理解したスーパーを目指すことに情熱を傾ける花子。

主人公の花子が呼びかけていくことで、それまでの古い食品でも誤魔化して安く売る古い体制が是正されていく。
従業員一人一人が誇りを持って働く充実感を取り戻していく様は、観ている側にも活力が湧いてくる。
昔の映画には何かエネルギーが充満されていた気がする。

一見ありふれたようなあらすじなのに、台詞にはありふれた物がひとつもない。
伊藤四郎、あき竹城、野際陽子、小堺一樹、岡本信人、渡辺正行……
クセ者・実力者・大粒揃いのキャストは豪華なだけでなくて、血が通った演技で観ていて全く飽きない。

専務の家の謎のビール婆さんがツボってしまった。
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