そう

不死身ラヴァーズのそうのネタバレレビュー・内容・結末

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

田中が一番優しい説。
主演の二人は全然知らず、ストーリーと松居監督、青木柚目当てで鑑賞。青木柚のインスタ見てたらこの作品で北京国際映画祭参加していました。
ロケ地が良い。原作知らないので原作のイメージ通りかわかりませんが、何とも言えない地方都市感。大学のシーン見て長谷部は進学で都会出たのかと思ったら、地元に残った田中と頻繁に会ってるし、地元なんだっていう笑
さらに「じゅん君、きみ家どこ?」からの茅葺き日本家屋登場!どこなんだここは一体ww結構な山奥だろwまあ相当頑張って通ってる感は出るよね。
平地では田園風景に新幹線が通過する!カラフルな家々!この景色、見覚えがある。映画で見たのか実際見たことあるのか…。ちゃんとエンドロール見とけば良かった。ロケ地は気になるところ。
衣装が良い。特に長谷部役の見上愛はおしゃれ。ファッション好きな人は楽しいかもしれません。
設定が良い。独創的。似た設定あったかなあと考えてたら綾波レイ思い出しました。わたしは二人目だから、的な。甲野じゅんを演じた佐藤寛太が凄かった。七変化。これは監督感謝しないと。彼のファンは見た方が良いです。
最後の伏線回収?はややサスペンス。一言でいえばやばい女の子なんですが、それをやばい奴と切り捨てないところがこの映画の優しいところですね。そこが田中の優しさと重なります。俺はおそらく田中の視点で彼女を見ていた…いや見せられていた。ここで冒頭のシーンが効いてくる…。この子、ひょっとして?ん?恋を力に命を長らえてきた?神社で長谷部を見つけた田中が「戻るぞ」と言う。そこで生まれる「え、どこに?」という疑問。最後に解消されました。
この映画、観れば優しくなれるかもしれません。勿論長谷部の視点で見る人もいるでしょうけど。
監督が言うように、「好きは最強」ですね。その強い信念を感じます。人を好きになるのに理由はないと長谷部が語っていますが、でもその理由に迫らないとこの映画作れないですよね?特に大学のカフェで出会った陽キャな甲野じゅんに、これまでのようなトキメキを感じなかった長谷部が時間をかけて彼を好きになっていくところ。あそこが肝だと思いました。
長谷部がポジティブすぎる。健気で太陽のような女性。重たいけどwでもこんなに自分を全肯定してくれたら気分は良いだろう。今度は消えなくて良かったね。

【追記】
舞台挨拶見たら佐藤寛太自ら売り込んでたwだから感謝するのは彼の方かもしれませんね。こういうタイプの俳優さんあまり見ないから物珍しさあるなあ。バラエティとかもいけそう。個人的には目がギラついてるから時代劇出したい。
そう

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