スワット

不死身ラヴァーズのスワットのレビュー・感想・評価

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)
3.3
2024年劇場鑑賞54本目
2014年に週刊少年マガジンにて連載されていた高木ユーナ先生によるラブコメ漫画。
漫画は3巻で完結しており、映画版は漫画のキャラクターと設定を借りた別物として見た方がいいかと思います。

監督は『アフロ田中』、『ちょっと思い出しただけ』の松井大悟、主演には見上愛、佐藤寛太、青木袖。

良い意味でも悪い意味でも、見上愛さんの映画でした。
好きになった人が消えていくというラブコメなのにミステリー要素が内包されている設定に惹かれて観に行きましたが、見上愛さんにやられた人が多数続出したのでは?
僕もその1人で、天真爛漫で好きに一直線に進むりのを演じているのか、素でいるのか分からない程に自然体な姿にやられました。てか普通に好きです。
長谷部りのの無敵感をよく表現できており、後半にはもっと観たい、もっと見上愛を魅せてくれといつのまにか虜に…。
どこかで見たなぁと思っていたのですが、『幽遊白書』の雪菜でしたね。

肝心のストーリーですが、しりつぼみの印象を受けます。
なぜ消えるのか?というタネあかしは個人的には解明されなくてもよかった。
長谷部りのが一瞬一瞬の恋に全力であったことは、甲野じゅんとのこれからの関係においてノイズに見えてしまいました。
ラストシーンも、老後までりのとじゅんが添い遂げたという解釈でいいのかな?
でもあの男の人も甲野じゅんに見えているだけじゃない?とか思っちゃった。

じゅんの家で2人肩を寄せ合い座っている姿を後ろから映したシーンはめちゃくちゃ良かった。
この一瞬は明日以降も2人に覚えていてほしいと強く感じるベストショットでした。
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