名作ホラー映画「オーメン」の前日譚となる作品。
ローマにある孤児院で新たな生活をスタートさせたマーガレット。
孤児院の中でマーガレットはカルリータという少女と出会う。カルリータは問題児として扱われておりマーガレットは自分の過去と重ね合わせて彼女を目にかけることに。
ある日、マーガレットはブレナン神父という人物に声をかけられる。彼が言うには教会で邪悪な陰謀が巻き起こっており、それにカルリータが関わっているのだと…と言うのが大まかなストーリー。
「気持ち悪さ」の純度がかなり高い映画。
本編の内容は勿論、細かな演出に至るまでどれもが「気持ち悪い」という感情に行き着くような作品。演出で言うとちょっと前に話題になったホラー映画「スマイル」のように、顔に貼り付いたような邪悪さに満ちた笑顔がかなり印象的だった。
グロテスクな部分も割と容赦なく描いてるけど、モザイクシーンはちょっと気になったな…。
「教会の陰謀」という物語の核となる気味悪い部分と映画の雰囲気が相まって良い感じのゴシックホラーになってる。