このレビューはネタバレを含みます
2024/02/28 Filmarksオンライン試写会
25分のショートフィルムで、
主人公(よしあき/職業:俳優)のインタビュー
→よしあきとその仲間たちの日常
→インタビューと日常
という感じの構成で進んでいく。
基本的に会話劇というか、登場人物たちの会話劇で進んでいく。
よしあきが最初のインタビューで
「人は生きていれば役を演じている。
僕の人生の登場人物は少ない方が良いですね。」
なんて答えていたから
「あれ?よしあきは演じなくても良いくらい、気を遣わなくていい仲間が居ないのか…?」と思ったところで始まる日常。
4人のシーンを見れば見るほど、どう考えたってそんな風には見えない。
「これはよしあきが望んでみている幻覚?」
そんな風に思わずには居られない。
でも、そこで訪れる突然の不幸。
精神的に追い詰められた2人が軽く言い合いになったとき、
どんな間柄でも言えないことってあるんだなと痛感させられる。
最後にもう一度訪れるインタビューシーンで
「手に届く範囲の人を幸せにしたいから、登場人物は少なくていい」
とよしあきが言って、また日常のシーンが訪れる。
小声でアクションといってからみんなのところに向かうよしあき、、本当は演じてるのかな。
あなたが主人公で、あなたも誰かの登場人物…。
そんな感じは伝わった。