もりあいゆうや

ハルモニアのもりあいゆうやのレビュー・感想・評価

ハルモニア(2024年製作の映画)
1.2
2024年のベストオブキモ映画はこれだ!

俳優仲間の誕生日を祝う面々。
俺たち仕事してそれなりにお金もあってそこそこ良い家住んでお酒とかも好みやこだわりがあってヒップホップカルチャーにも理解があって、
そんな俺たちだけど各々悩みを抱えていて、
それでも年齢差やセクシャリティとか関係なく、そういう仲間を大事にしてる俺らってエモいよな、っていうのを、良いキャストで、最悪な脚本、そしてチープな音楽で押し付けられる。
たった25分の短編に、これでもかというほどキモさが詰まっている。

おそらくセリフのディテールを1つの楽しむポイントとして想定しているはずだが、それがこんなに裏目に出るなんて。
特にヒコロヒーが発するセリフは逆に一言一句書き起こしてみたくなるぐらいいちいちヒドイ。

もう最初からそういう映画なので、
終盤に繋がる感情的になるシーンで、ちょっと言い淀んだカットをOKにしてしまうのも鼻についた。

前後のインタビューは、そういうことをインタビュー中という設定のセリフで言わすんかい!、というのは置いておいて、100歩譲ってまぁいいとしても、それ以外が全部サムかった。
こういうものを良いと思える感受性を持っていない自分に安心した。