見終わると、自然と心があったかく感じる映画でした。
時々、亡くなってしまったら、今自分が主人公で生きている人生が終わりを迎えたら、どうなってしまうんだろうと考え、怖い感覚に襲われることがあります。しかし、この映画に触れたことで、死後の世界がこのような形で本当に存在していたらいいな、と素直に思いました。
死=終わり、という暗さだけでなく、新たな世界への入口、そしてそこで新たな人々とのめぐり逢い、幸せ、別れ、旅立ちがある。そんな世界があるかもしれない、と思えたら、自分の人生、もう少し最後の最後まで前向きに歩める気がしました。もう歳をとることが嫌な世代になってきたけれど、歳をとっていくだけ更に新たな幸せがあって、終わりへ向かうのではなく、前に進んでいくのだと感じることができました。
また、率直に、今大切に思っている人々との時間を大切に生きたいと改めて思いました。素敵な映像でした。