ほーへー

パレードのほーへーのネタバレレビュー・内容・結末

パレード(2024年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

少し高尚なのかサブカル要素なのかを入れた霊界と現世が交差するファンタジー作品。

つまらなくはないんだけど、最初のトリックが「現世にやり残したことがある人は、霊となって現世に残り続け、達成したら成仏される」の時点で、集まった人たちの過去を1人ずつ振り返り、感動要素入れて、成仏していき、それに長澤まさみが関わる中で心境変化していく話。というのが丸わかりで、その期待と予想を超えるストーリーがなかったなぁ。
あと、霊界があるかどうかは分からないから良いとして、霊界と現世が繋がる?シーンが頻繁にあり、かつラストもかなりファンタジー。。。なのに東日本大震災とかいじめ、ヤクザ抗争などの歴史事件や社会問題といったリアル要素を入れてくるから、どういう目線で観ればいいのかわからなくなった。

もりななは「未練がないのにここにいる」「他の人は味覚があるのに、ない」などのズレからまだ完全には死んでないことを察することはできるけど、ならなんでここに来れるんだ?という疑問も。

藤井監督が亡くなった河村プロデューサーをマイケルと照らし合わせて作ったのは分かるけど、そういうバックグラウンドを全てなしにして、映画単体として観ると、感情がツーーっと一定で終わる。

あ、エンディングのRADはもちろん良かった。
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