Hookasunity16

パレードのHookasunity16のネタバレレビュー・内容・結末

パレード(2024年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

藤井道人作品は叙情性・喪失感・暴力性・社会性のバランスを感じており近作では暴力性が突出傾向に思えていた。
だが今作は近親者の死に接した影響か叙情性と喪失感が大きな割合を占めとても自分好みな作風。
キャストも藤井作品オールスターキャスト的配役。
藤井作品の特徴に美しく力のある映像もあると思うが終盤の空からの俯瞰の海から続くシンメトリックな構図もとても美しい。
終盤まで長澤まさみ目線な展開かと思っていたが結末からするとこの映画自体がナナが臨死状態中の経験を作品にしたものなのだろう。

気になったは…
黒島結菜が初老になって木野花で「変わってない」っていうのはちょっと無理が…。
寺島しのぶの孫娘の挙動に若干知的障害的な落ち着きなさを感じたが何のためなのか?
あとタイトルでもある月一回のパレードの絵面は美しいのだが全体で見るとあまり必要なかったように感じてしまった…などなど。
Hookasunity16

Hookasunity16