ギレンホールをいかにかっこよく見せるか、という映画。あんなニヒルな細マッチョ最強イケメンいたら惚れる。
島の閉鎖性とか、主人公の過去とか明らかに描写が薄いけど、この映画にそれを求めるのは違うんだろうな。ある意味でブレないので最後まで楽しめた。
名優を使ってエンタメに振り切った感じは、アル・パチーノに「ダンカチーノ!」と歌わせた「ジャックとジル」を思い出した。あれも世の中的評価は低かったけど最高に面白かった。
本筋と関係ないけど、バーに出演する各バンドがアタマのおかしい客だらけでも関係なく金網の中で歌い続けるのは(盛った演出なんだろうけど)アメリカのバンドの芯の強さを表現していたのかも。